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OCEAN MASTER

海に出かけると、Tatoo(入れ墨)を入れていないダイバーを見かけないくらい誰もが何かしらのTatooを入れているのが当たり前の時代だ。老若男女問わず、気軽にTatooをファッションとして楽しんでいる。取材で一緒になった西表のサカナさんは、50歳の記念に、背中に自分でデザインしたマンタのTatooを入れたそうだ。かっこいいけど、それ以上に「若いな〜」と感心してしまった。中には、「え、この人がTatoo?」と思うような、正直まったく似合わない真面目そうな雰囲気の人がしていたりすると、ちょっと嬉しくなる。僕はそんな存在のアンバランスさに興味を引かれるらしく、そういう人を見かけると、「何故あなたみたいな人がTatooを入れたのか?」、と根掘り葉掘り聞きたくなってしまう。
 日本人の間で一番多いのは、男女問わず、やはりイルカのTatooだろうか。まあ、無難な路線だ。欧米人の中でもイルカやサメなどの海の生物は人気だが、結構多く見かけるのは「漢字」。しかし誰に決めてもらうのかわからないが、母国語の意味と漢字の意味を合わせるために、無理矢理妙な漢字を使っていたり、あるいは意味がまったく間違っていたりする事もある。
 バハマのドルフィンクルーズのクルーをしていたアメリカ人の若者が「Ocean Masterって入れて欲しいって頼んだんだ」と自慢気にお気に入りのTatooを見せてくれた。「海達人….」。日本人からすると微妙だが、まあ悪くは無い。周囲からの評判は上々らしく、「彼女にもCoral Angelって入れてもらうんだ」と話していたので、どんな漢字を使うのかと聞いたら「珊瑚天使」だという。こっちはかなり微妙だ。そんな話をしていると別のクルーが「なら、俺はOcean Slaveって入れてもらおうかな」、「じゃあ、私はOcean Loverにするわ」と言い出した。直訳すれば「海奴隷」に「海愛人」。はっきり止めた方が良いと忠告しておいた。
 以前、マイアミで出会った男性は、若い頃、腕に「revenge(復讐)」の意味で入れたTatooを見せながら、「あの頃はかっこいいと思っていたんだけど、この年になるとちょっと恥ずかしい」と言って笑っていた。彼の腕には大きく「復習」と彫られていたのだが、どうやらまだその意味を知らなかったらしい。不良ぶって彫ったはずなのに、「僕は良い子です」とTatooで表現しているようなものだ。
今は恥ずかしいって言うけど、これじゃあ、若い頃からずっと恥ずかしいよ。
 でも、長年意味を知らずにいて、しかも今、若かりし頃の行為を恥じている上に、「これ、意味が違いますよ」と追い討ちをかける事もできず、「べ、勉強熱心だったんですね」と作り笑いをして別れたのだが、本当は「どうせなら反対の腕に「予習」って入れて欲しい」と思ったのは、言うまでもない。


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kazue

越智さーん、おもしろかったです。
予習、っていれてほしいですね、ほんと。^-^
奇しくも先日、私もタトゥ入れました(もう消えかけてる似非タトゥですが)。
by kazue (2006-10-13 20:43) 

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